コラム(colum)

■ 当クリニックでは、少しでも皆様の役に立てばとスタッフ一同で書いております。
  皆さんと一緒に病気の予防をしていきましょう!

Index

2025年 7月 「夏の前に」
6月 「米?放射性物質?」
5月 「運動で認知症が!?」
4月 「春眠暁を覚えず」
3月 「花見?体重?」
2月 「花粉症」
1月 「インフルエンザB」
2024年 12月 「窒息」
11月 「脳梗塞?」
10月 「運動の秋」
9月 「食欲の秋」
8月 「最近のコロナ」

2025年7月のプチ医学「夏の前に」

 暑くなってきましたね。こう暑くなると「夏バテ」や「食中毒」が多くなりますね。
今月は「夏の前に」と題して書きたいと思います。
 
まずは、夏バテ。暑さで食欲が低下に加え、汗をかいたりと体力も消耗することで起きる「夏の暑さによる体調不良の総称」です。
夏バテを防ぐために、体づくりのための「タンパク質」に加え、疲労物質を分解する「ビタミンB1」とストレスに抵抗する副腎からのホルモン合成を助ける「ビタミンC」の栄養素を意識して摂る様にしてくださいね。

ビタミンB1
ビタミンC
  
食中毒 原因 時期

東京都保健医療局

次に食中毒。症状としては「発熱」「腹痛」「下痢・嘔吐」「血便」など。
カンピロバクターが原因の場合1人/1000人で、ギランバレー症候群(手足のまひ、呼吸困難など)を発症する場合があり、注意が必要です。
食中毒の予防は、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」です。 手・食材・包丁やまな板をしっかり洗い、食材は冷蔵庫などで保存、食材ははしっかり加熱するです。

~ 今月の感染症 ~
咽頭結膜熱(プール熱)と溶連菌と食中毒(上記)です。食中毒に関しては上図を参考に可能性があれば受診を。プール熱は感染力が強いため、タオルを人によって変えるなど対策をお願いします。

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2025年6月のプチ医学「米?放射性物質?」

いきなり質問です。1Lに含まれる放射線物質が少ないのはどちらでしょうか?
 ① 牛乳 ② ビール
答えは②です。たくさん飲みたくなりますよね。
では、次の2つではどちらが少ないでしょうか?
 ② ビール ③ 震災後1カ月目の福島市水道水
答えは③です。ちなみに①は50Bq、②は10Bq、③は1.1Bqです。
 
全ての食べ物には放射性物質が含まれており、私たちは常に放射性物質の影響を受けて生きています。 例えば自然から受けている放射線は約2.4mSv/年であり、ブラジルではウランやトリウムを多く含むモナザイト岩石地帯があるため10mSv/年にもなるそです。 ちなみに撮影部位によって異なりますが胸部CTは6.9mSvとなります。

人工放射線 表

日本の環境放射能と放射線

  
放射線量と生活習慣リスクとの比較

環境省ホームページより作成

気になるのは、がん発生率ですよね。上の表をご覧ください。CT検査は受検が必要な方でも、比較的安心に受けられる検査と考えられます。
ちなみに・・・お米と食パンでは同じ30Bq/kgでした。海外旅行される方は、「JISCARD」の航路線量計算を参考にしてくださいね。

~ 今月の感染症 ~
RSウィルスは減り、引き続き溶連菌による咽頭炎、アデノウィルス感染症が増えてきています。 また、熱中症で体力がない中、マイコプラズマ肺炎が徐々に増えてきております。長引く咳は受診し抗菌薬を。 そして「暑熱順化」で熱中症対策を。

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2025年5月のプチ医学「運動で認知症が!?」

「認知症が減る」と言われたら驚きませんか?
事実、日本は認知症が増えているのに欧米では認知症は減っています。 今月は「運動で認知症が」と題して書きたいと思います。
 
まずは、減っている事実を。
Framingham Heart Studyによると、米国では1977年~2008年の30年間で認知症の有病率が10年あたり約20%低下していると報告されています。 イギリスからも、CFASⅠ(1989年~1994年)とCFASⅡ(2008年~2011年)より認知症有病率推計値を比較すると8.3%から6.5%に減少しています。
 
なんで減ったのでしょうか?
この間変わったことは、健康の動機付けと生活習慣病の早期介入でした。つまり、動脈硬化の予防、特に血圧コントロールが影響していると考えられています。 また認知症をすでに発症している方もこれらをコントロールすることで症状の改善するとも言われています。
 
どの位下げればよいかというと・・・動脈硬化リスクを下げる程度。つまり、SPRINT研究やSTEP研究が参考になります。
両試験の結果は、収縮期血圧120~130mmHg未満にすることで脳卒中や心臓病予防が予防できるとされており、この値が目標となります(140~150mmHg未満コントロールでは死亡率・発症率ともに上がる)。 また動脈硬化を悪化させる喫煙やコレステロールなどにも注意してくださいね。

  
一卵性双生児

BBC News
双子の写真です。どちらが喫煙者でどちらが非喫煙者でしょうか?

上の写真は知っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
喫煙は動脈硬化を進め老化を進めます。脳の老化・・・認知症も進めると考えられています。
また、運動で血圧低下することがわかっており、その他の生活習慣病も運動が効果的です。つまり
●運動をし、認知症対策を!
その他に、花やアサリ・カツオが旬の5月にドパミンを増やす匂いによる刺激や、鉄分接種も効果的と考えられます。

~ 今月の感染症 ~
引き続き溶連菌、胃腸炎は見られます。百日咳、咽頭結膜熱、突発性発疹などウィルス系が若干増えてきています。

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2025年4月のプチ医学「春眠暁を覚えず」

春ですね。寝坊が増えた今日この頃です。そんな方に早起きをして運動はいかがでしょうか? ということで今回は「セロトニン運動」のご紹介をしたいと思います。
 
 セロトニンって?
脳内の神経伝達物質の一つで、肉体労働が少なくなった現代で減少しやすいとされる物質です。
 
 セロトニンが減少すると…
眼瞼挙筋や頬筋、体幹の背側筋などの抗重力筋の筋緊張が低下し、背中は丸く、締まりのない顔になる傾向が見られます。また、精神的にも不安定になり、キレやすい、イライラする、気分が滅入り鬱っぽくなります。
 
そんなセロトニンを増やすおすすめの運動は、以下のリズム性の運動です。

運動とセロトニン

畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 20代男女のペダリング運動の結果

●歩行;姿勢を良くメリハリをつけ、少し意気が上がるぐらいの速足で一歩ずつ踏みしめて20-30分リズミカルに歩く。
●咀嚼;リズム良く噛む。飲み込むまでに20回以上を目標に。
●呼吸;10~20分、ゆっくりした深呼吸を行う。
その他に
●生活リズムの乱れ(夜更かし)などでもセロトニンが減少するため、睡眠・覚醒リズムを規則正しくする…就寝中は真っ暗い部屋で寝て、朝早く起きてカーテンを開け「朝日を浴びる」習慣をつける。
●セロトニンの材料となるトリプトファン(必須アミノ酸の一種)の含有率が高い食事…「卵」「ゴマ」「バナナ」「乳製品」「豆製品」を摂る。
なども効果的です。

~ 今月の感染症 ~
「RSウィルス(緑)」「感染性胃腸炎(黄)」「溶連菌(ピンク)」の3つ。peakは過ぎましたが油断禁物です。 受診のタイミングは 「長引く風邪や咳」 「吐く、水様便」 「ひどい喉の痛み、発疹」 です。

感染性胃腸炎

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2025年3月のプチ医学「花見?体重?」

日ごとに暖かさを増し、春めいてまいりました。もうお花見に行かれましたか?
今回は「花よりだんご」ということで秋に引き続き「体重」に関して書きたいと思います。
 
そもそも、BMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))は22が理想とされますが本当でしょうか?
 
「BMI=22」という値は、30~59歳の日本人男女約5000人の健康診断(がん検査は除く)の結果を調べた研究(Int J Obes.1991 Jan;15(1):1-5)から、異常値がもっとも少なかったのが「22(男性22.2、女性21.9)」だったからです。
上記のデータに加え、2011年に日本のコホート研究のプール解析の結果(下図)では、「全死因・がん・その他」では「逆J型」、「心臓病・脳血管疾患」では「U型~J型」のグラフとなることがわかりました。

BMIと死亡率

がん対策研究所 予防関連プロジェクト

健康診断(がん検査は除く)は心血管イベントを見つけるための検査であることから、
●「心・脳血管疾患・メタボ関連の病気を既にお持ちの方」… BMI=22
●「がん含め長生きをしたい人」… BMI=23~25未満
加えてグラフから、女性はBMI「19~24.9」では死亡率にはほとんど違いがなく、男性は「23~24.9」より増えても減っても死亡率が上がっていること、更に日本人の最近の体重変化も考慮すると...
●男性は太りすぎ(BMI≧25)に注意
●女性はやせすぎ(BMI≦18.5)に注意
していただけると幸いです。

~ 今月の感染症 ~
やっと暖かくなって風邪からおさらば!っと思いきや、花粉症に紛れ「RSウィルス」が多く見られるようになりました。 感染力が強く、肺炎や気管支炎に至ることもあるため、無理をせず、ご相談いただけたらと思います。

RSウィルス

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2025年2月のプチ医学「花粉症」

新年が明けてから、もう1カ月経ってしまいました。
 
インフルエンザもピークを超え、熱のない鼻汁としてアレルギー性鼻炎の方がチラホラ受診されます。そこで今回は「花粉症」に関して書きたいと思います。
 
花粉症の歴史は諸説ありますが、花粉症様症状を医学会で初めて発表されたのが1819年。このころは珍しい病気で、28人の患者さんが集まるのになんと9年もかかったそうです。
 
現代では、良く見られるようになった花粉症。とても辛いですよね。スギ花粉だけなら北海道と沖縄に逃げるのも良いかも??…ですが、北海道はシラカバやハンノキが、沖縄はリュウキュウマツやススキの花粉が多くあります。それに移動も現実的に困難ですよね

花粉症

日本気象協会

花粉症を抑える薬は、大きく分けて以下の3つです。
「ヒスタミンの発生を抑える」
「ヒスタミンの動きを抑える」
「眼や鼻の粘膜の腫れを抑える」
花粉症の薬は早めに服用すると症状が軽くなります。2月中に飲むと3月になっても症状は軽く済むと言われております。
また、スプレー式で鼻閉感を無くす薬もあるので内服薬が効かない方はご相談いただけたらと思います。

~ 今月の感染症 ~
 
インフルエンザは減少傾向となり一安心…と思いきや、最近、溶連菌感染症の増加が目立ってきております。抗生剤が必要ですので、喉の痛みがある方はご注意ください。また、体のだるさだけでも男性更年期障害含めて様々な原因の可能性があります。無理をせず、ご相談いただけたらと思います。

溶連菌
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2025年1月のプチ医学「インフルエンザB」

新年あけましておめでとうございます。

今年は新年早々、日本海側に大雪が降るほどの寒い冬となりました。また乾燥することも多くインフルエンザにかかる人が更に多くなっている状態です。予防接種した方でもかかってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

予防接種の主の目的は「ワクチンを打って、重篤化になることを防ぐ!」です。もちろん罹りづらくなります。当クリニックでも要望が多かったため、予防接種期間を1月末まで延長しました。

今回は「インフルエンザB」と題して、まだ間に合うインフルエンザワクチンについて少し書きたいと思います。

インフルエンザ

東京都感染症情報センター

インフルエンザワクチンの株

ワクチンはB型にも効きますか?という質問を受けます。答えはYESです。

以前のワクチンはA型2株+B型1株で作られておりましたが、2015/2016シリーズからA型2株+B型2株のワクチンとなり、以前より予想が外れ辛いワクチンとなりました。

株の決定は、毎年、WHOの専門家会議で推奨された株を参考にして、日本の専門家会議を行い厚生労働省が決定した4つ株を使っております。

当クリニックでは1月末まで接種期間を延ばしております。是非みんなでB型も予防していきましょう。

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2024年12月のプチ医学「窒息」

みなさま、こんにちは。気がついたらもう12月ですね。田町駅の東側では毎週のようにもちつき大会が開催されていますがみなさん行かれましたか?

そんな楽しいもちつきですが、毎年お正月の救急で必ず喉につまらせた方が運ばれてきます。なんと令和5年の食物による窒息での死亡数は4620人!約25%の1154人は1月に起こっていることから、いかにもちが危険か伝わると思います。
そこで今回は窒息したときの対処法をお伝えします。お正月は救急外来で過ごしました、なんてことにならないようぜひ覚えてくださいね。

~窒息を発見したら~

窒息時のフローチャート

背部叩打法と腹部突き上げ法

●背部叩打法(右図)
手のひらの基部で、左右の肩甲骨の中間あたりを力強く何度も叩きます。
●腹部突き上げ法(左図)
図のように臍の上、みぞおちより十分下に手をあてます。 すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。
※妊婦や乳児には実施しない
 
~ 今週の感染症 ~
溶連菌、マイコプラズマ、百日咳は引き続き多く、インフルエンザAがちらほら見られるようになりました。咽頭痛や咳には抗菌薬がいる場合がありますのでご注意を。
また年末年始、人の移動が多くなります。
海外に行かれた時に気を付けて欲しいのが「蚊」です。その他イヌ、ネコ、コウモリ、キツネ、アライグマなどに咬まれて菌が...なんてことがあります。長袖などで肌を出さない、動物は触らないようにするなど対策をお願いいたします。

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2024年11月のプチ医学「脳梗塞?」

こんにちは。
ブルーのお猿が目印の田町クリニックです。
余談ですが、このお猿は院長作で『脳を連想する動物』ということでお猿にしたそうです。さらにお猿さんの手と尻尾には秘密があるとのことです。
 
当院は今年の6月3日に開院して5カ月経ちました。
患者様より「どんな院長先生ですか?」とのご質問をいただくこともありましたので、今回はざっくりですが少し当院の院長を紹介をしたいと思います。
 
①経歴
大学病院などで脳神経外科中心に救急医療にも携わり15年以上の臨床経験があります。 得意な科は脳外ですが、全身を診れないと治らないと感じ、修業のうえ、現在オールマイティな診療をしています。もちろんバリバリ手術もやっていました。
 
②性格
陽気。話好き。
脳神経外科の医師は近寄り難い医師が多いという個人的な印象がありましたが、当院の院長は気さくで話しやすいと患者様からも折り紙付きです。 「聞きたい事があったのに、聞きづらくて聞けなかった!」なんて事は当院ではきっとないはずです。

 

③院長の大事にしている事
「患者様には優しく」
「可能な限り患者様の希望を叶える」です。 こんな院長なので安心して医療を受けられると思います。
 
最後に…
大学病院などでは、MRIを今すぐ受けたいという時でも検査が1か月先になってしまうこともよくあるお話ですが、当院では当日ご来院でMRIが可能です。「この症状は何科を受診したら良いかわからない」という時には迷うことなく、一度ご来院いただけたらと思います。
 
~ 脳梗塞 感染症 ~
気温がだいぶ下がってきました。気温の変化の時に起きやすい病気が脳卒中(脳梗塞と脳出血)や心筋梗塞です。
手足のマヒ・痺れ、ろれつ障害や胸痛、肩の痛みなど症状はお仕事中でもご連絡ください。
最近、「百日咳」が増えてきています。咳には注意を。

脳梗塞の予後と百日咳

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2024年10月のプチ医学「運動の秋」

秋めいてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。身体を動かすにも良い季節となってきました。
ということで、今回は楽しく出来て、やせる効果も期待できる運動の紹介です。身体のなかで一番大きな筋肉の前もも(大腿四頭筋)、裏もも(ハムストリング)、大殿筋を刺激しながらバランス感覚も養える運動…レッグランジです。
【動作】
1、スタートポジションの姿勢は、胸を張り、背筋を伸ばした姿勢を作る。
2、1の姿勢を維持したまま、片脚を前に大きく一歩踏み出す。
3、踏み出した時、膝がつま先よりも前に出ないようにする。
4、上半身は維持したまま、地面を蹴ってスタートポジションに戻る。
この動作を左右交互に繰り返していきます。
片足5~10回、2~3セット行ってみましょう。
【ポイント】
●動作中は常に1の姿勢を保つ。
●一歩踏み出した時、太ももに力が入っている事を意識して上体を下に落とすように行う。
●前に踏み出した脚は、かかとで体重を感じながら屈伸し、かかとで床を蹴って上体を戻す。
●前に踏み出した際は、姿勢を保つため胸を張ってお尻を落とすような感じで行う。

レッグランジ

ステップアップで2の時に2~3秒姿勢をキープするとさらに刺激されて効果アップです(上級者は腰を上下してみてください・・・辛い)。
音楽を聞きながら、テレビを見ながら隙間時間にご家族皆さんで楽しく運動してみてくださいね。
 
~ 今週の感染 ~インフルエンザワクチンに関して~ ~
現在、沖縄でインフルエンザが流行しています。また去年は例年よりかなり早く流行しました。
ワクチン効果期間は、免疫獲得した2週後~5か月間。当クリニックの今年の接種時期のお薦めは10月~11月中

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2024年9月のプチ医学「食欲の秋」

残暑も徐々に落ち着き、ブドウや梨、栗に焼き芋、そして新米と「食欲」が増す時期になりますね。今回は「食欲の秋」と題して「メタボとBMI」について書きたいと思います。
 
今年メタボリックシンドローム(メタボ)の新たな診断基準案が出されたことは皆さんご存知でしょうか?
 
そもそもメタボという概念は、内臓脂肪から出る「アディポサイトカイン」が引き起こす高血圧・高血糖・脂質異常から「心血管疾患」になる可能性の高い人を見つけるために作られたものであり、内臓脂肪量をCTなしで予想するものとして「腹囲」を中心に診断基準が作られました。 しかし、心血管疾患の感度は1~3割と低く、感度が5.5割まで上がる新基準案が提唱されました。ただ、この新基準、腹囲だけを見てみても「ん~厳しい!」と感じる方も多いかもしれません。
 
続いて、メタボと混同されやすい「肥満」について。体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}で算出されるBMI。ご存知な方も多いのではないでしょうか?
BMI≧35の高度肥満症では、健常人と比べ死亡率2倍、「がん」になるリスクは2倍以上と言われています。 これらのデータはBMI≧25から上昇しています。

当クリニックでもBMI≧27、特に≧35の方は内臓脂肪CTをお薦めしております。 運動しても体重が落ちない、逆に体重がどんどん下がってしまうという方もお立ち寄りください。
これからはバリアフリーではなく、「バリアアリー」を意識して肥満解消して美味しい味覚を楽しんでいきましょう。
 
~感染情報~
コロナはだいぶ落ち着いてきましたが、「歩く肺炎」マイコプラズマ肺炎が増えてきております。 自覚なく感染源になってしまう可能性もあるため、風邪の後、乾いた咳が続く方はご相談ください。

メタボリックシンドローム診断基準
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2024年8月のプチ医学「最近のコロナ」

はじめまして。グランパークB1Fに開院しました田町クリニックです。 勝手ながら、今月より医療に関する”プチ”情報をお伝えしていきたいと思います。 少しでも皆様のお役に立てていただけたら嬉しく思います。
 
最近「コロナ」に関してどの様な情報をお持ちでしょうか? 今年の5月8日より季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」の分類になりました。 コロナ治療薬の公費支援が9月末で終了など、支援がなくなる中「かからない」ために最新の情報を知ること、かかってしまったらすぐ検査をし「広げない」「すぐ治す」ことのお手伝いが出来たらと思っております。
 
現在のコロナ感染どのようになっているのでしょうか?

コロナ感染数 グラフ

「増えてきたなぁ」との印象ではないでしょうか。去年は9月中頃まで増加しました。
 
次に7月の増加数ついてまとめた表です。東北と中国~九州の増加が目立ちます。
 
現在コロナは全年齢層で増えており、南から北へ広がっている印象です。 今年4月に第10波が落ち着きましたが、その後、新しい株が出てきました。 オミクロンのKP3株、LB.1株、KP2.3株という変異株です。 世界では既に主要な株として広がっており、今後日本で増えると予想されております。
皆様の手洗い・換気・咳エチケットが重要となってきます。また罹ってしまったら早めの治療をお願いします。後遺症は重症化した人に多いことがわかっているためです。
当クリニックは、当日予約なしでMRIや検査・点滴が可能です。発熱に限らず頭痛・まひ・腰痛。何か症状がございましたらご相談下さい

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